合戦絵にみる武士の姿


目 次

1、後三年合戦絵巻

2、源平合戦図屏風

3、徳川十六将図

4、紙本著色本多忠勝像


ことばの説明




1.後三年合戦絵巻

永保三年(1083)〜寛治元年(1087)、奥州でおこった戦乱、後三年合戦を描いたもの。大鎧をまとい太刀を佩いた武者の当時の戦いの様子が描かれている。本資料は江戸時代の写本です。




2.源平合戦図屏風

治承(じしょう)年間から文治元年(1180〜1185)頃までの源氏と平氏戦いを描いたもの。作者は土佐派の絵師です。




3、徳川十六将図

 徳川家康の譜代衆十六人を家康と共に描いた画像。家康をめぐる武将には後世、三傑・四天王などと呼ばれた者がいた。いずれも家康の天下取りに尽くした者たちである。



4、紙本著色本多忠勝像

 大多喜城主本多忠勝の画像。徳川四天王の1人に数えられる。鹿角付きの兜に黒糸威の甲冑姿の本資料は、生涯50数度の戦をくぐりぬけた武将像がよく現されている。
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ことばの説明
合戦絵
(かっせんえ)
戦闘場面やそれに付随する光景を描いた絵画作品の総称。日本で合戦絵がよく描かれるようになったのは12世紀後半である。中世では絵巻形式が多く近世になると屏風・扇面・冊子挿絵などが多くなる。

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